マイクロソフト、AIを活用した幅広いコンテンツ管理ツールを搭載した「Syntex」を刷新

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マイクロソフトは、「コンテンツAI」という新しいカテゴリーの技術を定義し、コンテンツの作成、索引付け、発見を自動化するための人工知能とローコードツールのセットでSyntexを再始動させました。

マイクロソフトは、同社がアプリケーションをコンテンツアプリ、ローコードツール、およびサービスのセットに変換し、AIを使用して組織がコンテンツを扱う方法を合理化するために、Microsoft Syntexを発表しました。

Microsoft Syntexは、マイクロソフトが「コンテンツAI」と呼ぶ新しいカテゴリーの技術の一部で、以前はSharePoint Syntexと呼ばれていました。AIを使用して、大量のコンテンツを自動的に読み取り、タグ付けし、インデックスを付けて、文脈に応じて必要な場所に接続します。

過去10年ほどの間にプロセスのデジタル化が進み、すべてのドキュメントをクラウドに移行する企業が増えています。Microsoftのコラボレーティブアプリ・プラットフォーム担当プレジデントであるJeff Teper氏によると、Microsoft 365の場合、その割合は過去5年間だけで10倍になり、毎日平均16億件の文書がMicrosoft 365に追加されているという。

ペーパーレス化によって効率化が図られた一方で、デジタル保存されるドキュメントの数は限界に達しており、必要な情報を探すためにデジタルファイルの検索や選別に重要な時間を費やしているのが現状です。さらに、企業は価値の低いコンテンツを保存・管理するために、年間460億ドルを費やしていると言われています。

しかし、200ページもある契約書をAIがスキャンして、『定型文から変更されたのはこの3つの条項です』と言えば、企業の時間とコストを劇的に削減できます」とテッパーは述べています。

Syntexが提供する11のコア機能

Microsoft Syntexは、300種類以上のコンテンツに対応し、11の機能から構成されています。これらは以下の通りです。

ガートナーのシニアディレクターアナリストであるラリー・キャンネルは、SharePoint SyntexをMicrosoft Syntexとして再ブランド化することは、新しい機能がマイクロソフトのAIポートフォリオにおいてより広い役割を果たすことを示すと述べています。

Cannell氏は、Microsoft社がSyntexを説明するのに「コンテンツAI」を使っていることに懐疑的で、この市場の説明は、業界が何年も前からコンテンツ管理と呼んでいるものとよく似ているからだと付け加えています。

「それでも価値があれば、Syntexはマイクロソフトの顧客に対して、コンテンツ処理のニーズを満たすための選択肢を増やすことができる」と述べた。

ローコード、ノーコードの採用

Tepper氏は、Microsoftが光学式文字認識や言語翻訳などのいわゆるプリビルトAIモデルに使用している技術は、Azure Cognitive Servicesの一部としてますます洗練されてきたと説明した。これにより、マイクロソフトはテクノロジースタックの他の場所からプラットフォーム機能を取り出し、Syntexに組み込むことができるようになった。

しかし、マイクロソフトはプロの開発者向けにAPIを提供している一方で、顧客がカスタムコードを書かずに独自のニーズを解決できるようなパターンの特定を試みているのです。

その結果、Microsoft Syntexを構成する機能の多くは、ローコードやノーコードの使用を採用しており、コーディングの経験がほとんどないユーザーでもMicrosoft Syntexを最大限に活用することができるようになっています。

アプリやワークフロー、AIボット、データ分析などを構築するためのローコードツール群であるマイクロソフトのPower Platformをベースに構築されたこのコーディング機能により、ユーザーはワークフローを簡単に作成し、ビジネスプロセスを正確にニーズに合わせて自動化できるとテッパーは説明する。

「この統合の成功は、Syntex のフロー呼び出し能力よりも Power Automate の回復力に左右されるでしょう」と Gartner の Cannell 氏は述べ、Syntex の Power Automate との統合には興味があるものの、主流のコンテンツプロセスに組み込まれたノーコードソリューションの使用を顧客が受け入れるかどうかはまだ不明である、と付け加えています。

Microsoft Syntexは現在、文書処理、注釈、コンテンツアセンブリ、コンテンツクエリ、アクセラレータなどのサービスを提供しています。今年後半にはさらに多くのサービスがパブリックプレビューに登場し、残りは2023年に登場する予定です。

また、マイクロソフトはSyntexにコンサンプションビジネスモデルを導入し、お客様がニーズに合わせてサービスファミリーを最適にスケールアップできるようにする予定です。

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コードラボJP

大学卒業後SEに就職、現在は退職しフリーランスとして活動中。
『初心者でも挫折せずに一人でプログラミングを学べる』をモットーに、コードラボJPを開設
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