【Kotlin練習問題】トリプルクォート文字列
Kotlinにおける文字列
Kotlinには二種類のString文字列があります。
エスケープ文字を含むStringと、改行を含む文字列です。
エスケープを含む文字列とは以下のようなものです。
val s = "Hello, world!\n"
エスケープはバックスラッシュ(\)によって示され、\nは改行を意味します。エスケープを含まない文字列のことを生文字列(raw string)と呼びますが、以下のようなものを示します。
生文字列はトリプルクォート(“””)によって表され、エスケープを含まずに改行やその他の文字を表すことができます。
val text = """
for (c in "foo")
print(c)
"""
trimMargin
生文字列から文頭の空白を削除するにはtrimMargin()関数を使用します。
val text = """
|Tell me and I forget.
|Teach me and I remember.
|Involve me and I learn.
|(Benjamin Franklin)
""".trimMargin()
上記の場合|の前にある空白(コード上には半角4つ分の空白があります)は全て削除され、空白と|が無くなった状態になります。ここでの|のことをマージン接頭辞と呼びますが、trimMargin()のデフォルトでのマージン接頭辞は|に設定されています。trimgMargin(“>”)のように引数に任意の文字を渡すことで、それをマージン接頭辞として設定することができます。
trimIndent
単純に文頭の空白を削除するだけであれば、trimIndent()関数も使うことができます。
val withoutIndent =
"""
ABC
123
456
""".trimIndent()
println(withoutIndent)
上記のコードは最終的に
ABC
123
456
のように空白が無い状態で表示されます。
注意したいのはtrimIndentは全ての行の中から最小のインデント数を調べ(今回は全て半角12個)、それを全ての行から削除します。ですので、
val withoutIndent =
"""
ABC
123
456
""".trimIndent()
println(withoutIndent)
のように、一行でもインデントが0であった場合、trimIndent()は全行から何も削除しないことになります。出力結果はコードで表示されているのと同じになります。
問題
const val question = "life, the universe, and everything"
const val answer = 42
val tripleQuotedString = """
#question = "$question"
#answer = $answer""".trimIndent()
fun main() {
println(tripleQuotedString)
}
上記のコード中のtrimIndentをtrimMarginで置き換え、最終的にメインメソッドで表示される文字列に#が含まれないようにしてください。
Playgroundでコードの編集および動作確認ができます。
[expander_maker id=”1″ more=”答え” less=”非表示”]答え
const val question = "life, the universe, and everything"
const val answer = 42
val tripleQuotedString = """
#question = "$question"
#answer = $answer""".trimMargin("#")
fun main() {
println(tripleQuotedString)
}
[解説]
trimMarginのマージン接頭辞に#を渡すことで、tripleQuotedString内のそれぞれの行のはじめの#を取り除いています。また#の前にある空白も削除されています。
[/expander_maker]その他の問題はこちらからどうぞ。
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