Python タプル
目次
Pythonのタプル
タプルは複数のアイテムを1つの変数に格納するために使用されます。
タプルはPythonの4つの組み込みデータ型の1つで、データのコレクションを格納するために使用されます。他の3つはリスト、セット、辞書であり、それぞれ異なる特性と使用法を持っています。
タプルは丸括弧で書かれます:
例
thistuple = ("apple", "banana", "cherry")
print(thistuple)
タプルのアイテム
タプルのアイテムは順序付けられており、変更できなく、重複した値を許容します。
タプルのアイテムはインデックスで指定され、最初のアイテムはインデックス[0]、2番目のアイテムはインデックス[1]といった具合になります。
順序付け
タプルが順序付けられているということは、アイテムには定義された順序があり、その順序は変更されないことを意味します。
変更不可
タプルは変更できないため、作成後にアイテムを変更、追加、削除することはできません。
重複を許容
タプルはインデックスされているため、同じ値のアイテムを持つことができます。
例
thistuple = ("apple", "banana", "cherry", "apple", "cherry")
print(thistuple)
タプルの長さ
タプルに含まれるアイテムの数を確認するには、len()関数を使用します。
例
thistuple = ("apple", "banana", "cherry")
print(len(thistuple))
1つのアイテムを持つタプルの作成
1つのアイテムを持つタプルを作成するには、アイテムの後ろにカンマを追加する必要があります。そうしないとPythonはそれをタプルと認識しません。
例
thistuple = ("apple",)
print(type(thistuple))
# タプルではない
thistuple = ("apple")
print(type(thistuple))
タプルのアイテム – データ型
タプルのアイテムは任意のデータ型にすることができます。
例
tuple1 = ("apple", "banana", "cherry")
tuple2 = (1, 5, 7, 9, 3)
tuple3 = (True, False, False)
タプルには文字列、整数、ブール値などの異なるデータ型の組み合わせを含めることができます。
例
tuple1 = ("abc", 34, True, 40, "male")
type()
Pythonの観点からは、タプルはデータ型「tuple」として定義されています。
mytuple = ("apple", "banana", "cherry")
print(type(mytuple))
tuple()コンストラクタ
新しいタプルを作成する際には、tuple()コンストラクタを使用することも可能です。
例
thistuple = tuple(("apple", "banana", "cherry")) # ダブルラウンドブラケットに注意してください
print(thistuple)
Pythonコレクション(配列)
Pythonプログラミング言語には4つのコレクションデータ型があります:
- リストは順序があり、変更可能であり、重複したメンバーを許容します。
- タプルは順序があり、変更できないが、重複したメンバーを許容します。
- セットは順序がなく、変更できない(ただし、任意のタイミングで項目を削除または追加することができます)。重複するメンバーはありません。
- 辞書は順序があり(Pythonバージョン3.7以降)、変更可能です。重複するメンバーはありません。
コレクションタイプを選ぶ際には、そのタイプの特性を理解することが役立ちます。特定のデータセットに適したタイプを選ぶことは意味の保持につながり、効率やセキュリティの向上にもつながるかもしれません。