Android Kotlin基礎講座 05.1: ViewModelとViewModelProvider
目次
この講座について
この記事はAndroid Kotlin基礎講座の一部です。これ以外のAndroid Kotlin基礎講座(全10回)も一緒に受講することでAndroidアプリの開発手法、およびKotlinの基礎知識を学ぶことができます。全講座はAndroid Kotlin基礎講座にリスト化されていますので参考にしてください。
またこの記事ではGoogle Developers Training teamによってGoogle Codelabsに公開されているAndroid Kotlin Fundamentals courseを日本語に翻訳しつつ、筆者の考察も交えながら発信しています。オリジナルのサイト(英文)はこちら。
これら4つの記事では、GuessTheWordというアプリを使って作業していきます。順序立ててタスクをこなしていく構成になっているので、4つの記事を順番に進めていくことをお勧めします。
- 5.1: ViewModelとViewModelProvider
- 5.2: LiveDataとLiveData observers
- 5.3: ViewModelとLiveDataのデータバインディング
- 5.4: LiveDataの変換
イントロダクション
この記事では、Androidアーキテクチャコンポーネントのひとつである、ViewModelについて学習します。
- ViewModelクラスはライフサイクルを意識しながら、UI関連データを保存したり管理するために利用します。ViewModelクラスを利用することで、画面回転やキーボードの接続などによる端末のコンフィグレーション変化にデータを対応させることができます。
- ViewModelFactoryクラスを使って、コンフィグレーション変化に対応するViewModelオブジェクトをインスタンス化し、取得します。
前提知識
- Kotlinによる基本的なAndroidアプリの作り方
- アプリにナビゲーションを実装するためのナビゲーショングラフの使い方
- アプリの画面間でナビゲートするためのコードの追加方法、および遷移画面間でのデータの渡し方
- アビリティやフラグメントのライフサイクルがどのように機能しているか
- ログ情報の追加方法、およびLogcatを利用したログの表示方法
この講座で学べること
- 推奨されているAndroidアプリアーキテクチャの使い方
- Lifecycle、ViewModel、ViewModelFactoryクラスの使い方
- 端末のコンフィグレーション変化を通してUIデータを保持する方法
- ファクトリーメソッドパターンとは何か、その使い方
- ViewModelProvider.Factoryインターフェースを用いたViewModelオブジェクトの作り方
概要
- ViewModelをアプリに追加し、データをコンフィグレーション変化を通して保持できるようにする
- ViewModelFactoryとファクトリーメソッドデザインパターンを用いたViewModelオブジェクトのインスタンス化
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