CSS セレクター
CSSセレクタは、スタイルを適用したいHTML要素を選択します。
CSS セレクタ
CSSセレクタは、スタイルを適用したいHTML要素を「見つける」(または選択する)ために使用されます。
CSSセレクタは次の5つのカテゴリに分けることができます:
- シンプルセレクタ(名前、id、クラスに基づいて要素を選択)
- コンビネータセレクタ(特定の関係に基づいて要素を選択)
- 擬似クラスセレクタ(特定の状態に基づいて要素を選択)
- 擬似要素セレクタ(要素の一部を選択してスタイルを適用)
- 属性セレクタ(属性や属性値に基づいて要素を選択)
このページでは、最も基本的なCSSセレクタを説明します。
CSS 要素セレクタ
要素セレクタは、要素名に基づいてHTML要素を選択します。
例
ここでは、ページ上のすべての<p>要素が中央揃えになり、テキストの色が赤になります:
p {
text-align: center;
color: red;
}
CSS id セレクタ
idセレクタは、HTML要素のid属性を使用して特定の要素を選択します。
要素のidはページ内で一意なので、idセレクタは一意の要素を選択するために使用されます。
特定のidを持つ要素を選択するには、ハッシュ(#)文字の後に要素のidを記述します。
例
以下のCSSルールは、id=”para1″を持つHTML要素に適用されます:
#para1 {
text-align: center;
color: red;
}
注意: id名は数字で始めることはできません!
CSS クラスセレクタ
クラスセレクタは、特定のクラス属性を持つHTML要素を選択します。
特定のクラスを持つ要素を選択するには、ピリオド(.)文字の後にクラス名を記述します。
例
この例では、クラス=”center”を持つすべてのHTML要素が赤色で中央揃えになります:
.center {
text-align: center;
color: red;
}
特定のHTML要素のみがクラスの影響を受けるように指定することもできます。
例
この例では、クラス=”center”を持つ<p>要素のみが赤色で中央揃えになります:
p.center {
text-align: center;
color: red;
}
HTML要素は複数のクラスを参照することもできます。
例
この例では、<p>要素がクラス=”center”およびクラス=”large”に従ってスタイルが適用されます:
<p class="center large">この段落は2つのクラスを参照します。</p>
注意: クラス名は数字で始めることはできません!
CSS ユニバーサルセレクタ
ユニバーサルセレクタ(*)は、ページ上のすべてのHTML要素を選択します。
例
以下のCSSルールは、ページ上のすべてのHTML要素に影響を与えます:
* {
text-align: center;
color: blue;
}
CSS グループセレクタ
グループセレクタは、同じスタイル定義を持つすべてのHTML要素を選択します。
次のCSSコード(h1、h2、およびp要素が同じスタイル定義を持ちます)を見てください:
h1 {
text-align: center;
color: red;
}
h2 {
text-align: center;
color: red;
}
p {
text-align: center;
color: red;
}
セレクタをグループ化して、コードを最小化する方が良いです。
セレクタをグループ化するには、各セレクタをコンマで区切ります。
例
この例では、上記のコードからセレクタをグループ化しています:
h1, h2, p {
text-align: center;
color: red;
}
すべてのCSSシンプルセレクタ
セレクタ | 例 | 例の説明 |
---|---|---|
#id | #firstname | id=”firstname”の要素を選択 |
.class | .intro | class=”intro”の要素をすべて選択 |
element.class | p.intro | class=”intro”の<p>要素のみを選択 |
* | * | すべての要素を選択 |
element | p | すべての<p>要素を選択 |
element,element,.. | div, p | すべての<div>要素とすべての<p>要素を選択 |