Android Kotlin基礎講座 02.4: データバインディングの基礎

Android Kotlin基礎講座

まとめ

findViewById()の呼び出しを置き換えるためのデータバインディングの使用手順:

  1. build.gradleファイルのandroidセクションの中でデータバインディングを有効にする:
    dataBinding { enabled = true }
  2. XMLレイアウト中で<layout>をルートビューとして使う。
  3. データバインディング変数を定義する:
    private lateinit var binding: ActivityMainBinding
  4. バインディングオブジェクトをMainActivityの中でsetContentViewと置き換えて作成する:
    binding = DataBindingUtil.setContentView(this, R.layout.activity_main)
  5. findViewById()の呼び出しをバインディングオブジェクトのビューの参照で置き換える。
    例:findViewById<Button>(R.id.done_button) ⇒ binding.doneButton
    (この例ではビューの名前はXMLのビューのIDによって生成されたキャメルケースで記されています)

ビューをデータにバインディングする手順:

  1. データ用のdataクラスを作成する。
  2. <layout>タグの中に<data>ブロックを追加する。
  3. 変数の名前であるnameと、dataクラスを指定するtypeをプロパティにもつ<variable>タグを定義する。
<data>
   <variable
       name="myName"
       type="com.example.android.aboutme.MyName" />
</data>
  1. MainActivityの中でdataクラスのインスタンスが代入される変数を作る。
    例:pricate val myName: MyName = MyName(“Aleks Haecky”)
  1. バインディングオブジェクトを利用してXMLの変数に、先ほど生成した変数を代入する。
    binding.myName = myName
  1. XMLからビューのコンテンツに<data>ブロックで定義した変数を設定する。dataクラスの中のデータにアクセスするにはドット(.)を用いる。
    android:text=”@={myName.name}”

次の講座は 3.1 フラグメントを作成するです。お疲れさまでした。

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コードラボJP

大学卒業後SEに就職、現在は退職しフリーランスとして活動中。
『初心者でも挫折せずに一人でプログラミングを学べる』をモットーに、コードラボJPを開設
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