Android Kotlin基礎講座 09.1:レポジトリー
目次
概念:レポジトリーとは
レポジトリーパターン
レポジトリーパターンとはデータソースをアプリの他の部分から切り離すためのデザインパターンのことです。
レポジトリーはデータベース(永続性モデル、ウェブサービス、キャッシュなど)とアプリの他の部分を取り持つ役目を果たしてくれます。以下のダイアグラムはLiveDataを使っているアクティビティのような、アプリのコンポーネントがレポジトリーを経由してデータソースとどのようにやり取りしているのかを示しています。
レポジトリーを実装するためには、次のタスクで作成するVideosRepositoryのような、レポジトリークラスを使います。レポジトリークラスはデータソースをアプリの他の部分から隔離し、データアクセス用のクリーンなAPIをアプリの他の部分に提供します。レポジトリークラスを使うことはコードの分離とアーキテクチャのために推奨されているベストプラクティスです。
レポジトリーを使う利点
レポジトリーモジュールはデータ操作を扱い、複数のバックエンドを扱えるようにしてくれます。典型的な実用アプリでは、レポジトリーはネットワークからデータを読み取るか、またはローカルデータベースにキャッシュされたデータを使うかなどを決定するためのロジックを実装しています。これにより、コードを単位化しテストしやすくできます。簡単にレポジトリーをモックアップし、コードの他の部分をテストすることができます。