【実践Linux6】ホームディレクトリ・カレントディレクトリ・親ディレクトリ・ルートディレクトリとは?特別なディレクトリについて
ディレクトリとはファイルやディレクトリをまとめて保存しておくための場所ですが、その中で特別なディレクトリやそれを表すための記号があります。以下が代表的なものです。
ホームディレクトリ(~)
ログイン直後、ユーザーの作業開始位置となるディレクトリのことをホームディレクトリといいます。
ログイン直後のユーザーは必ずホームディレクトリにいます。またユーザーごとにホームディレクトリは違いますので、ユーザーそれぞれが異なるホームディレクトリをもっていることになります。
シェル上では~(チルダ)を使ってホームディレクトリを表します。
カレントディレクトリ(.)
ユーザーが現在いるディレクトリのことをカレントディレクトリといいます。
シェル上では.(ドット)を使ってカレントディレクトリを表します。
親ディレクトリ(..)
ユーザーが現在いるディレクトリ(カレントディレクトリ)の一つ上の階層のディレクトリのことを親ディレクトリといいます。
たとえばカレントディレクトリが/home/etcである場合、/homeが親ディレクトリということになります。
シェル上では..を使って親ディレクトリを表します。
ルートディレクトリ(/)
ディレクトリ階層において、最上位階層のディレクトリのことをルートディレクトリといいます。
シェル上では/(ルート)を使ってルートディレクトリを表します。
まとめ
- ホームディレクトリ:ユーザーがログイン直後にいるディレクトリ
- カレントディレクトリ:ユーザーが現在いるディレクトリ
- 親ディレクトリ:カレントディレクトリの一つ上の階層のディレクトリ
- ルートディレクトリ:最上位階層のディレクトリ
いかがでしたか?今回はLinuxにおける特別なディレクトリの定義について解説しました。