PHP 例外 リファレンス

PHP 例外オブジェクト

例外は、関数やメソッドがエラーや予期しない動作を起こした場合にその情報を送信するために使用されます。

例外オブジェクトには公開プロパティはありませんが、コンストラクタやメソッドを使用して読み書きできるプライベートおよびプロテクテッドプロパティがあります。

例外オブジェクトのメソッド

メソッド	説明
Exception()	例外オブジェクトのコンストラクタ
getCode()	例外コードを返します
getFile()	例外がスローされたファイルのフルパスを返します
getMessage()	例外がスローされた理由を説明する文字列を返します
getLine()	例外がスローされた行番号を返します
getPrevious()	この例外が他の例外によって引き起こされた場合、その前の例外を返します。それ以外の場合はnullを返します
getTrace()	例外がスローされた時に実行されていた全ての関数に関する情報を含む配列を返します
getTraceAsString()	getTrace()と同じ情報を含む文字列を返します

例

以下は、例外オブジェクトの使用例です：

<?php
function checkNum($number) {
  if($number>1) {
    throw new Exception("Value must be 1 or below");
  }
  return true;
}

try {
  checkNum(2);
} catch(Exception $e) {
  echo 'Message: ' . $e->getMessage();
}
?>

注意：例外処理を使用すると、エラーが発生した場合でもプログラムがクラッシュすることなくエラーメッセージを表示できます。

ヒント：例外オブジェクトのメソッドを使用して、例外に関する詳細な情報を取得できます。