elifとは
前回はelseを使って「そうでなければ~を行う」という処理を行わせる方法を学習しましたが、これはif文における最後の選択肢とも言えます。どういうことかというと、if文では条件を一つだけでなく何個でも定義することができ、そのどれにも当てはまらなかった場合、最後にelseの中身が実行されるという仕組みだからです。
if文で最初に指定した条件とは別の条件を指定するには「elif」を使います。
elifを用いることで、「~であれば・・・を行う、〇〇~ならば××を行う、そうでなければ△△を行う」といった文が書けるようになります。
score = 60
if score >= 80:
print("優秀です")
elif score >= 40: //scoreは60なのでelifの中身が実行される
print("合格です")
else:
print("不合格です")
elifの条件はifの条件が満たされなかった場合のみ、チェックされます。仮にscoreが90だったとすると、先にifの条件式である score >= 80が成立するので、elifの中身は実行されません。
elifは何個でも続けて定義することができますが、コードは上から順に実行されるので、最初に当てはまった時点で残りのelifやelseは実行されなくなります。
問題
変数moneyと変数juice_priceの値が等しい場合に、「ジュースを買うと財布が空になります」を出力してください。
money = 150
juice_price = 150
if money > juice_price:
print("ジュースを購入できます")
#ここにコードを追加してください。
else:
print("お金が足りません")
答え
money = 150
juice_price = 150
if money > juice_price:
print("ジュースを購入できます")
elif money == juice_price:
print("ジュースを買うと財布が空になります")
else:
print("お金が足りません")
[解説]
比較演算子で2つの値が等しいことを表すのは「==」です。変数に値を代入するときの「=」と混同しないように注意しましょう。
次のステップは 複数の条件を組み合わせるです
プロフィール
大学卒業後SEに就職、現在は退職しフリーランスとして活動中。
『初心者でも挫折せずに一人でプログラミングを学べる』をモットーに、コードラボJPを開設
お問い合わせ等はcodelabsjp@gmail.comまで