ユーザーが任意の値を入力できるようにする
前回の問題ではジュース本数があらかじめ3本と決められていました。
これではあまり実用的なプログラムとは言えませんね。そこで今回は以下のようにユーザーが購入したいジュースの本数を自分で入力して決められるように修正していきます。

inputで入力を受け取る
ユーザーが入力した文字を受け取るためには「input」という機能を使います。
変数名 = input(“コンソールに表示する文字列”)のように書くことで、指定した文字がコンソールに表示されたあとでユーザーからの入力を受け付け、ユーザーが入力した文字がそのまま変数に代入されるようになります。
input_count = input("購入するジュースの本数を入力してください")
inputで受け取った値を数値として使う
inputで受け取った値は文字列型として扱われます。例えばユーザーが「5」と入力してもそれは数値型の5ではなく、文字列型の”5″になります。
juice_price = 150
input_count = input("購入するジュースの本数を入力してください")
total_price = juice_price * input_count #input_countは文字列型なのでエラーが起こる
ですので、これをそのまま数値として計算させようとするとエラーが発生してしまうので、以前学習したintを使って型変換する必要があります。
juice_price = 150
input_count = input("購入するジュースの本数を入力してください")
count = int(input_count)
total_price = juice_price * count # OK!
問題
①inputを使って「購入するジュースの本数を入力してください」と表示させた後、ユーザーが入力した値を変数input_countに代入してください。
②input_countを数値型に変換して変数countに代入してください。
③変数total_priceを宣言してjuice_priceとcountを掛けた値を代入してください。
④「購入するジュースの本数は〇本です」と出力してください。〇にはcountの値を出力するようにしてください。
⑤「支払金額は△△円です」と出力してください。△はtotal_priceの値を出力するようにしてください。
※前回と被っている部分もありますが、復習のために繰り返し記述しましょう。
juice_price = 150
#inputを使って「購入するジュースの本数を入力してください」と表示させた後、ユーザーが入力した値を変数input_countに代入してください
#input_countを数値型に変換して変数countに代入してください
#変数total_priceを宣言してjuice_priceとcountを掛けた値を代入してください
#「購入するジュースの本数は〇本です」と出力してください
#「支払金額は△△円です」と出力してください
答え
juice_price = 150
#inputを使って「購入するジュースの本数を入力してください:」と表示させた後、ユーザーが入力した値を変数input_countに代入してください
input_count = input("購入するジュースの本数を入力してください:")
#input_countを数値型に変換して変数countに代入してください
count = int(input_count)
#変数total_priceを宣言してjuice_priceとcountを掛けた値を代入してください
total_price = juice_price * count
#「購入するジュースの本数は〇本です」と出力してください。〇にはcountの値を出力するようにしてください
print("購入するジュースの本数は" + str(count) + "本です")
#「支払金額は△△円です」と出力してください
print("支払金額は" + str(total_price) + "円です")
[解説]
今回は前回と同じようにcountをstrで型変換して出力しましたが、既にinput_countという文字列型があるので、
print(“購入するジュースの本数は” + input_count + “本です”)でも同じように動作します。
次のステップは プログラムを完成させるです
プロフィール
大学卒業後SEに就職、現在は退職しフリーランスとして活動中。
『初心者でも挫折せずに一人でプログラミングを学べる』をモットーに、コードラボJPを開設
お問い合わせ等はcodelabsjp@gmail.comまで