Python 基礎講座 レベル1 変数を利用する

基礎講座レベル1

変数を使うメリット

前回の問題では変数の定義方法と値の取り出し方を解説しましたが、なぜわざわざ変数を使う必要があるのでしょうか。

コードの可読性が上がる

変数を使うメリットは様々ありますが、その一つはコードの可読性が上がるという点です。データを直接記述するのではなく、一度変数という箱に名前を付けて保存することで、それが何を意味しているのかが一目で分かるようになります。例えば以下のコードを見てみましょう。

aplle_amount = 5
apple_price = 50
total_price = aplle_amount * apple_price
print(total_price) #合計金額の250が表示される

上のコードではりんごの個数と価格から合計金額を求めて出力していますが、直接 5 * 50とするのではなく、apple_priceとapple_amountという変数に入れてから計算することによって、その値が何を示しているのかが明らかになります。

修正が楽

また、その他にも値を後から変更する必要があるときや、同じ値を何度も使わなければならない時などにも変数を活用することで、変更箇所が少なく済んだり、コードがシンプルになったりとメリットがあります。

たとえば以下のコードのりんごの価格が50ではなく100に変更になったとします。

aplle_price = 50
musashi_apple_amount = 5
kojiro_apple_amount = 8
musashi_total_price = apple_price * musashi_apple_amount
kojiro_total_price = apple_price + kojiro_apple_amount
print(musashi_total_price)
print(kojiro_total_price)

上のコードではapple_priceが何回か使用されていますが、変更する際には一番上のapple_price = 50のコードだけ変更すれば、全てのapple_priceに反映されるので、他の値の計算結果も更新されることになります。

aplle_price = 100  #ここだけ変更すればOK
musashi_apple_amount = 5
kojiro_apple_amount = 8
musashi_total_price = apple_price * musashi_apple_amount
kojiro_total_price = apple_price + kojiro_apple_amount
print(musashi_total_price)
print(kojiro_total_price)

問題

下記のコードに付け足して、

①apple_priceとapple_amoutをかけた値を変数total_priceに代入してください。

②total_priceの値を出力してください。

apple_price = 50
apple_amount = 8

答え

[expander_maker id=”1″ more=”答え” less=”非表示”]
apple_price = 50
apple_amount = 8

total_price = aplle_price * apple_amount
print(total_price)
[/expander_maker]

次のステップは 変数の値を変更するです

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