Python モジュール
Note: モジュールとは、コードライブラリと同じものと考えてください。
アプリケーションに含めたい関数のセットを含むファイルです。
モジュールの作成
モジュールを作成するには、拡張子 .py を持つファイルに必要なコードを保存します:
例
以下のコードを mymodule.py という名前のファイルに保存します:
def greeting(name):
print("Hello, " + name)
モジュールの使用
作成したモジュールを使うには、import
ステートメントを使用します:
例
mymodule という名前のモジュールをインポートし、greeting 関数を呼び出します:
import mymodule
mymodule.greeting("Jonathan")
Note: モジュールから関数を使用する場合は、module_name.function_name
の構文を使用します。
モジュール内の変数
モジュールには関数だけでなく、あらゆるタイプの変数(配列、辞書、オブジェクトなど)を含めることができます:
例
以下のコードを mymodule.py ファイルに保存します:
person1 = {
"name": "John",
"age": 36,
"country": "Norway"
}
例
mymodule という名前のモジュールをインポートし、person1 辞書にアクセスします:
import mymodule
a = mymodule.person1["age"]
print(a)
モジュールの名前付け
モジュールファイルの名前は何でもかまいませんが、拡張子 .py を持つ必要があります。
モジュールのエイリアス付け
モジュールをインポートする際に、as
キーワードを使用してエイリアスを作成することができます:
例
mymodule に対するエイリアスとして mx を作成します:
import mymodule as mx
a = mx.person1["age"]
print(a)
組み込みモジュール
Pythonにはいくつかの組み込みモジュールがあり、必要に応じていつでもインポートできます。
例
platform モジュールをインポートして使用します:
import platform
x = platform.system()
print(x)
dir() 関数の使用
モジュール内のすべての関数名(または変数名)をリストする組み込み関数があります。それが dir()
関数です:
例
platform モジュールに属するすべての定義済み名をリストします:
import platform
x = dir(platform)
print(x)
Note: dir()
関数はすべてのモジュールで使用でき、あなた自身で作成したモジュールも含まれます。
モジュールからのインポート
from
キーワードを使用してモジュールの一部だけをインポートすることができます。
例
mymodule という名前のモジュールには1つの関数と1つの辞書があります:
def greeting(name):
print("Hello, " + name)
person1 = {
"name": "John",
"age": 36,
"country": "Norway"
}
例
モジュールから person1 辞書のみをインポートします:
from mymodule import person1
print(person1["age"])
Note: from
キーワードを使用してインポートする場合、モジュール名は使用せず、モジュール内の要素を参照します。例:person1["age"]
、mymodule.person1["age"]
ではありません。