このトピックはその壱~その伍までの五部構成です。
このページではボタンにさまざまな機能を実装する方法などを学習していきます。この章でアプリが完成しますので、頑張りましょう。
その壱・その弐・その参・その肆をご覧になっていない方は先にそちらをご覧ください。
機能面だけでなく、デザインというのもユーザビリティを考える上では非常に重要です。どんなに便利なアプリでも見た目がかっこ悪かったらあまり使いたくないですよね。まずはアプリの見た目を整えていきましょう。
app>res>valuesフォルダからcolors.xmlを開いてください。
以前追加したscreenBackgroundの値を#2196F3(青)に変更してください。
さらにbuttonBackgroundという新しいカラーリソースを追加してください。
値を#BBDEFB(水色)に設定してください。
<color name="screenBackground">#2196F3</color>
<color name="buttonBackground">#BBDEFB</color>
先ほど追加したカラーリソースを使ってボタンに背景色を付けていきましょう。
コードから追加する場合はfragment_first.xmlのそれぞれの<Button>タグの中に
android:background="@color/buttonBackground"
こちらの行を追加してください。
デザインエディターからボタンを選択してアトリビュートパネルのbackgroundプロパティから設定することもできます。お好きな方で設定してください。
3つのボタン全て同じように変更します。
Toastボタンの左側に24dp、Randomボタンの右側にも24dpのマージンを設定します。
デザインエディターでToastボタンを選択した状態でアトリビュートパネルから設定します。Layoutタブの中のConstraint Widgetの左側の数値を24dpにします。直接打ち込むか、右側の▼ボタンをおすと数値の選択肢が表示されますので24を選択してください。
同じようにRandomボタンの右側にも24dpのマージンを設定してください。
TextViewの背景色を削除します。fragment_first.xmlのコードから<TextView>タグの中のandroid:backgroundを削除するか、アトリビュートパネルのbackgroundの値を空にしてください。
次に文字サイズを72spに設定します。
android:textSize="72sp"
上記のようにコードを変更してください。
TextViewのfont-familyをsans-serifにしてください。
コードからapp:layout_constraintVertical_biasプロパティを追加してください。
これによりTextViewの位置を若干上にずらします。数値は好みに応じて変えてもらって大丈夫ですが、ここでは仮に0.3としておきます。
<TextView>タグの中であれば位置はどこでも大丈夫です。
app:layout_constraintVertical_bias="0.3"
似たような機能にマージン(外側の余白)や、パッディング(内側の余白)がありますが、バイアスを使うことにより、様々なスクリーンサイズのデバイス上でビュー同士のバランスが保たれます。
ここで一度アプリを起動してレイアウトを確認してみましょう。
当サイトとすべて同じ設定にしていれば、下画像のように表示されているはずです。
ここまででボタンを追加してきましたが、現在の状態ではボタンをタップしても何も起こりません。ボタンを押したら何かが起こるように機能を実装していきましょう。
はじめにTOASTボタンにトーストとよばれるショートメッセージをポップアップ表示させる機能を実装していきます。
ボタンに機能を実装するためにJavaというプログラミング言語を用いてコードを書いていきます。Javaには既に誰かが作ってくれた機能がたくさん用意されていますが、すべてをそのまま利用できるわけではありません。
インポート文というものを書いて、使いたい機能をインポート(import)する必要があります。しかしインポート文をいちいち書くのはそれなりに手間がかります。
Android Studioには自分でインポート文を書かなくてもコードから判断して必要な機能を自動でインポートしてくれるオートインポート機能があります。今回はそれを活用しながら効率的にコードを書いていきましょう。
そのためにまずオートインポート機能を使えるようにAndroid Studioで設定する必要があります。
はじめに、File>Other Settings>Preferences for New Projectsをクリックして、設定画面を開いてください。
Auto Importを選択して、Add Unambiguous Imports on the flyにチェックを入れてください。それ以外はデフォルトの状態のままにしておいてください。
OKをクリックしてウィンドウを閉じてください。
これでオートインポートが使えるようになりました。
この章ではJavaを使ってTOASTボタンを押したときにトーストを表示するようにしていきます。トーストとは画面下部に表示される簡潔なショートメッセージのことです。
まずFirstFragmant.javaというファイルを開いてください。(プロジェクトパネルのapp>java>com.example.android.myfirstapp>FirstFragmentから開けます)
Javaにはメソッドとよばれるコードがあります。メソッドとは一連の動作をひとつの固まりとして保存しておくことで、コンピューターに何度も同じ処理をさせる際にはこのメソッドを呼び出すだけで簡単に同じ処理をさせることができるようになります。
今開いたFirstFragment.javaにはonCreateViewというメソッドとonViewCreatedというふたつのメソッドがもともと記されています。これらはアプリが起動した際に実行されるようになっています。
以前にそれぞれのボタンに独自のidを設定しました。それを利用することで、コード上でコンピューターにどのボタンかを伝え、指定したボタンにしてもらいたい処理をするよう命令を書くことができます。
findViewByIdというメソッドを使うことで、R.id.random_buttonというidを指定した場合にはランダムボタン(random_button)を指定することができます。(R.id.のあとに以前設定したidを入力します)
それではonViewCreatedメソッドの中を確認してみましょう。
view.findViewById(R.id.random_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() { @Override public void onClick(View view) { NavHostFragment.findNavController(FirstFragment.this) .navigate(R.id.action_FirstFragment_to_SecondFragment); } });
青く表示された部分でコンピューターにこれからランダムボタンについての記述をするということを知らせています。そのあとの赤く表示された部分ではランダムボタンにクリックリスナーをセットしています。
クリックリスナーとはクリック(タッチ)した際の動作を指定することができるもので、{}の中に処理を記述することでボタンを押した際にその処理をしてくれるようになります。
細かい構文などは今は覚えなくても大丈夫です。今知っておくべきことは特定のボタンを指定するときは、view.findViewByIdのあとの()の中に指定するボタンのidを記述するということと、クリックリスナーの中に必要な処理を書くということだけです。
ちなみにもともとあるこのコードはもともとはrandom_buttonではなく、button_firstでした。idを書き換えた際にこちらのコードもそれに対応して自動で書き換えられています。
このクリックリスナーのなかでは、actionというものを使って、ボタンが押された際に別のフラグメント(アプリの画面の単位)へと移動するようにしています。
次のコードをランダムボタンのクリックリスナーの下( });でクリックリスナーが閉じられた行の下)に追加してください。
view.findViewById(R.id.toast_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View view) {
Toast myToast = Toast.makeText(getActivity(), "Hello toast!", Toast.LENGTH_SHORT);
myToast.show();
}
});
追加できたらアプリを起動してTOASTボタンを押してみましょう。
画像のようにトーストが表示されるはずです。
余裕がある方はトーストに表示するテキスト(Hello toast!)をstringリソースに保存してみましょう。
ここまででボタンがタッチされた際に何かの処理をさせるにはクリックリスナーの中に処理を書く必要があるということを学びました。クリックリスナーなかでは
上記の両方が可能です。処理が複雑で長くなる場合にはメソッドを用意して、クリックリスナーの中はできるだけ簡潔にしておくとわかりやすいコードになります。(今はこれらのことについてあまり深く考えなくて大丈夫です)
トーストを表示するコードは他のビュー(UI)との相互関係はなく、トーストボタンひとつで完結するシンプルなものでした。このステップでは他のビューに影響を及ぼすコードを書いていきます。手順に沿えば難しいものでないので、完成まであと少し頑張りましょう!
これからカウントボタンをおすと中央に表示される数字を1ずつ増やしていくよう機能を実装します。
はじめにfragment_first.xmlのコードを確認してください。TextViewのidがありますね。
android:id="@+id/textview_first"
FirstFragment.javaを開いてトーストのときと同じように、count_buttonのクリックリスナーを追加します。次のコードをonViewCreatedメソッドの下に追加してください。
view.findViewById(R.id.count_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View view) {
countMe(view);
}
});
クリックした際の処理はクリックリスナーのonClickというメソッドの中に記述することを学びました。今回はそこにcountMeというメソッドを記述しています。しかし現段階でcountMeというメソッドは存在しないので、このメソッドを準備します。
FirstFragment.javaの最後の括弧”}”の直前に次のコードを追加してください。
private void countMe(View view) {
}
これはcountMeというメソッドを新しく作っています。しかし名前をつくっただけでまだ何も中身がないので次はこの中に実際の処理を命令するコードを記述していきます。
次のコードをcountMeメソッドの括弧の中に追加してください。
String countString = showCountTextView.getText().toString();
まず中央に表示する数字のデータをcountStringという変数(データを保存する容器)を作ります。
”=”の右辺ではshowCountTextViewという変数のgetTextというメソッドを使ってデータを取得しています。(この辺は中級レベルの話になるので、今は理解できなくて大丈夫です)
”=”によって取得した内容をcountStringに保存しています。
また、現時点でshowCountTextViewという変数がそもそも存在していないので、赤字で表示されており、エラーとして扱われていると思います。これからshowCountTextViewという変数を作っていくので心配しないでください。
続けて、以下のコードを先ほどのコードのあとに追加してください。
Integer count = Integer.parseInt(countString);
count++;
このコードでは型変換という作業を行っています。Javaでは型といってデータの種類をあらかじめ決めておく必要があります。countStringは名前にも含まれている通りString(文字列を扱う型)という型で宣言しました。(変数を作ることを”変数を宣言する”といいます)
現在画面に表示されている”0”という文字は一見すると数値のようですが、コンピューターの中では”ABC”のような文字列として認識されています。そのためこの”0”に1を足すといった数学的な計算をさせることはできません。
ですので、ここではparseIntというメソッドを使ってStringからInteger(数値を扱う型)に変換しています。新しく宣言した変数名はcountです。
countは数値として扱われているので、四則演算ができるようになりました。
count++というコードは現在のcount(0)に1を足すという意味です。++のことをインクリメントと呼びます。プログラミングの世界ではよく使うので今のうちに覚えておくといいでしょう。
上記で数値に1を足す処理が出来上がりましたが、このままでは画面の表示は切り替わりません。なぜなら1が足されたのはあくまで後から宣言した変数であり、画面に表示されているのはcountという変数ではなく、showCountTextViewという変数のデータだからです。
次はcountのデータをshowCountTextViewに移す作業をします。次のコードを先ほどのコードのあとに追加してください。
showCountTextView.setText(count.toString());
setTextというメソッドを使ってcountの値をshowCountTextViewに代入しています。
代入する際に、toStringというメソッドを使ってInteger型からString型に変換しています。最初も最後も画面に表示されているのはString型のデータで、1を足すために中間で一度Integer型に変換したというわけです。
ここまでのcountMeメソッドのコード全体を載せておきます。
private void countMe(View view) {
String countString = showCountTextView.getText().toString();
Integer count = Integer.parseInt(countString);
count++;
showCountTextView.setText(count.toString());
}
ようやくshowCountTextViewという変数を作っていきます。
次のコードをpublic class FirstFragment extends Fragment { のすぐ下に追加してください。
TextView showCountTextView;
TextViewという型で変数を宣言しています。型名からもわかるように、これはTextView(UI)を専門に扱う型で、あらかじめAndroid Studio側で様々なメソッドとともに用意されています。
まずは型名と名前だけ宣言したので、そこに実際のデータ(今回は画面の中央に表示されている”0”というTextView)を代入していきます。
ボタンを指定するときにも使ったfindViewByIdメソッドを使ってTextViewのデータを取得します。
findViewByIdメソッドはViewという型の変数をつかって呼び出す必要があるので、まずはView型のfragmentFirstLayoutという変数を宣言していきます。
コードの比較的上のほうにonCreateViewというメソッドがありますね。その中に
// Inflate the layout for this fragment return inflater.inflate(R.layout.fragment_first, container, false);
という記述があると思います。これを以下のように書き換えてください。
// Inflate the layout for this fragment
View fragmentFirstLayout = inflater.inflate(R.layout.fragment_first, container, false);
showCountTextView = fragmentFirstLayout.findViewById(R.id.textview_first);
return fragmentFirstLayout;
onCreateViewはアプリを起動した際に自動で実行されるメソッドです。これでアプリが起動した際にshowCountTextViewにTextViewのデータが保存されるようになりました。
順序が逆になりましたが、showCountTextViewという変数を使った処理はこれまで既に記述してきたので、これでカウント機能は実装されました。アプリを起動してカウントボタンのテストをしてみましょう。
カウントボタンをおすたびに1ずつ増えていくと思います。
ここまではアプリを開いたときに最初に表示されるファーストフラグメントに焦点を当ててきました。
次はランダムボタンをタッチすると0から画面に表示されている数字までの範囲内でランダムな数字を新しい画面(セカンドフラグメント)に表示する機能を実装していきます。
完成画面は上のようになります。
この例ではカウントボタンを15回タップして中央の表示が15になった後にランダムボタンを押しています。
新しい画面では中央にランダムな数字とHere is a random number~の文字を画面上部に表示します。完成画面は下のようになります。
”%d”は前画面で表示されていた中央の数字に切り替わります。中央のRは仮においている文字です。これも実際にはランダムな数字が表示されます。
まずfragment_second.xmlを開いてください。(app>res>layout>fragment_second.xml)
必要であればデザインを表示に切り替えてください。コンポーネントツリーにConstraintLayoutとその下にTextViewとButtonがあることを確認してください。
TextViewとButtonをつなぐチェーンの位置制約を解除してください。
パレットからもうひとつTextViewをドラッグアンドドロップで画面の中央付近に追加してください。
このTextViewはランダムな数字を表示するのに使います。
今追加したTextViewのIDをアトリュビュートパネルからtextview_randomに変更してください。
追加したTextViewの上端と、もとからあるTextViewの下端に位置制約をつけてください。
同様に追加したTextViewの左端を画面の左端に、右端を画面の右端に、下端をPreviousボタンの上端に位置制約をつけてください。
アトリュビュートパネルからwidthとheighを両方ともwrap_contentに設定してください。
アトリュビュートパネルからtextColorを@android:color/whiteに、textSizeを72spに、textStyleをboldに設定してください。
layout_constraintVertical_biasを0.45に設定します。
もし“Not Horizontally Constrained,”という警告が出ている場合は、ボタンの左端から画面の左端に、ボタンの右端から画面の右端に位置制約を追加してください。
ここまでのTextViewのXMLコードは以下のようになります。
<TextView
android:id="@+id/textview_random"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="R"
android:textColor="@android:color/white"
android:textSize="72sp"
android:textStyle="bold"
app:layout_constraintBottom_toTopOf="@+id/button_second"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/textview_second"
app:layout_constraintVertical_bias="0.45" />
fragment_second.xml上でtextview_secondを選択してください。
テキストが何もセットされていない場合はstringリソースのhello_second_fragmentをセットしてください。(アトリュビュートパネルからtextにhelloとうつと選択メニューがでます)
idをtextview_headerに変更してください。
widthをmatch_constraintに、heightをwrap_contentに設定してください。(こうすることで高さはテキストの長さに応じて変化するようになります)
上・左・右のマージン(margin)を24dpに設定してください。
下端の位置制約を解除してください。
colorを@color/colorPrimaryDarkに、text sizeを24spに設定してください。
strings.xmlファイルを開き、hello_second_fragmentのテキスト部分をHere is a random number between 0 and %dに変更してください。
hello_second_fragemtを右クリックしてRefactor>Renameを選択してnameをrandom_headingに変更してください。
<string name="random_heading">Here is a random number between 0 and %d.</string>
最終的なXMLファイルは以下のようになります。
<TextView
android:id="@+id/textview_header"
android:layout_width="0dp"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_marginStart="24dp"
android:layout_marginLeft="24dp"
android:layout_marginTop="24dp"
android:layout_marginEnd="24dp"
android:layout_marginRight="24dp"
android:text="@string/random_heading"
android:textColor="@color/colorPrimaryDark"
android:textSize="24sp"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
セカンドフラグメントにはファーストフラグメントとは違う背景色をつけます。
colors.xmlを開いて新しいカラーリソースを追加します。
次のコードを追加してください。場所は<Resources>タグの中であればどこでも構いません。
<color name="screenBackground2">#26C6DA</color>
セカンドフラグメントのConstraintLayoutの背景色を今追加した色にします。
アトリビュートパネル上からでもコード上からでも構いません。
コードに書き込む場合は下記のコードを<androidx.constraintllayout.widget.ConstraintLayoutの中に追加してください。
android:background="@color/screenBackground2"
ここまででセカンドフラグメントのレイアウトは完成しました。しかしアプリを起動してランダムボタンを押しても次のセカンドフラグメントにうつるだけでランダムな数字が表示されることはありません。
次のタスクではファーストフラグメントからセカンドフラグメントへのデータの引き渡し方を学習し、ランダムボタンに機能を実装していきましょう!完成は間近です!
プロジェクト作成時にBasic Activityを選択しましたね。Android StudioではBasic Activityテンプレートを利用すると自動的に2つのフラグメントとフラグメント同士でのデータのやり取りを制御するナビゲーショングラフというものを作成してくれます。加えてstringの文字列をファーストフラグメントからセカンドフラグメントに送るボタンも作成してくれています。これからそのボタンをランダムボタン用に変更していきます。stringではなく数値を受け渡せるようにしていきましょう。
はじめにapp>res>navigation>nav_graph.xmlファイルを開いてください。
レイアウトエディターに似た画面が表示されたと思います。二つのフラグメントとそれらをつなぐいくつかの矢印が表示されていますね。
ファーストフラグメントナビゲーションエディター内の要素は自由に動かすことができます。たとえばファーストフラグメントをセカンドフラグメントの左に表示したい場合、ファーストフラグメントをドラッグアンドドロップでセカンドフラグメントの左にもってくればそのまま表示されます。直感的に動かすことができるので、ご自身の好みに合わせて表示させてみてください。
ナビゲーションやデータの受け渡しを利用する際には安全にデータのやり取りを行うためにSafeArgsという機能をONにすることが推奨されています。決まった作業なので深く考えずに、データのやり取りをするときは必ずしなければならないものと覚えておきましょう。以下の手順に従ってSafeArgsを有効にします。
Gradle Scripts>build.gradle(Project:My First App)を開いて下さい。
dependeciesというセクションのなかの最終行に次のコードを追加してください。
def nav_version = "2.3.0-alpha04" classpath "androidx.navigation:navigation-safe-args-gradle-plugin:$nav_version"
次にGradle Scripts > build.gradle(Module: app)を開いてください。
一番上にapply pluginから始まる行があると思います。その下に次のコードを追加してください。
apply plugin: 'androidx.navigation.safeargs'
Android StudioがGradle filesが変更されたことを知らせる次のようなメッセージを上部に表示していると思います。 Sync Nowをクリックして変更内容をアップデートしましょう。
少しした後、Buildウィンドウに下のようなメッセージが表示されていれば成功です。
※Buildウィンドウが表示されていない方は下のほうにあるBuildタブをクリックすると表示されます。
ツールバーのBuild>Make Projectをクリックしてください。
※うまくいかない場合:もしSync nowを押してもうまくいかない場合はGradleファイルを見直してください。build.gradleは(Module: app)と(Project:My First App)の二つがありますので、特に注意してください。
ナビゲーショングラフ内でファーストフラグメントをクリックしてください。その状態で右側のアトリビュートパネルを確認してください。
Actionというセクションがあると思います。そこではナビゲーションのために何が起こるかが記されています。
ここでは単純にSecondFragmentに移動することが記されています。
次にセカンドフラグメントをクリックしてアトリビュートパネルを確認してください。
ArgumentセクションがNothing to showになっていると思います。
Argumentセクションの右側に表示されている+マークをクリックしてください。
Add Argumentダイアログが開きますので、nameにmyArg、typeをIntegerにセットしてAddボタンをクリックしてください。
NEXTボタンとRANDOMボタンは名前はもともとAndroid Studioによってファーストフラグメントとセカンドフラグメントに自動的につくられたボタンでした。しかし今のところそれらはいかなる情報も伝達する機能を持ちません。このステップではNEXTボタンを押した際にカウントとして表示されている数字をセカンドフラグメントに伝える機能を実装していきます。
FirstFragment.java(app>java>com.example.myfirstapp>FirstFragment)を開いてください。
onViewCreatedというメソッドを見つけてください。ファーストフラグメントからセカンドフラグメントに移動する内容が記載されたクリックリスナーがあります。
view.findViewById(R.id.random_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() { @Override public void onClick(View view) { NavHostFragment.findNavController(FirstFragment.this) .navigate(R.id.action_FirstFragment_to_SecondFragment); } });
このコードにカウントとして使われているtextview_firstをを取得できるように変更を加えていきます。
上で赤くハイライトされたコードを一度削除してonClickの中身を空にしてから以下のコードを追加してください。
int currentCount = Integer.parseInt(showCountTextView.getText().toString());
これでカウントの内容を数値として保存するcurrentCountという変数ができました。
このcurrentCountを使ってファーストフラグメントからセカンドフラグメントに移る際のアクションを作っていきます。次のコードを今追加したコードの下に追加してください。
FirstFragmentDirections.ActionFirstFragmentToSecondFragment action = FirstFragmentDirections.actionFirstFragmentToSecondFragment(currentCount);
今追加したアクションを利用するためにはナビコントローラー(nav controller)というもんが必要ですのでそれを追加します。以下のコードを先ほどの行に続けて追加してください。
NavHostFragment.findNavController(FirstFragment.this).navigate(action);
以下がonViewCreatedメソッド全体のコードになります。確認してみてください。
public void onViewCreated(@NonNull View view, Bundle savedInstanceState) {
super.onViewCreated(view, savedInstanceState);
view.findViewById(R.id.random_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View view) {
int currentCount = Integer.parseInt(showCountTextView.getText().toString());
FirstFragmentDirections.ActionFirstFragmentToSecondFragment action = FirstFragmentDirections.actionFirstFragmentToSecondFragment(currentCount);
NavHostFragment.findNavController(FirstFragment.this).navigate(action);
}
});
view.findViewById(R.id.toast_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View view) {
Toast myToast = Toast.makeText(getActivity(), "Hello toast!", Toast.LENGTH_SHORT);
myToast.show();
}
});
view.findViewById(R.id.count_button).setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View view) {
countMe(view);
}
});
}
アプリを起動してみてください。COUNTボタンを数回おしてからランダムボタンを押してみてください。セカンドフラグメントで作ったtextview_headerに正しく文字が表示されていますね。ただしまだカウントやランダムな数字はまだ表示されていません。
カウントした数字をセカンドフラグメントに送れるようになりました。次のステップではSecondFragment.javaにコードを追加して送られてきた数字を利用できるようにします。
SecondFragment.javaを開いてください。次のインポート文を他のインポート文の後に追加してください。importの左にある+マークをクリックすると隠れているインポート文を表示することができます。
import androidx.navigation.fragment.navArgs;
onViewCreatedメソッドの中にsuperから始まる文があると思います。そのコードの下に次のコードを追加してください。このコードによってファーストフラグメントから送られてきた数字を取得しています。さらに二行目では数値として扱っていたものをString型に変換し、画面上部のテキストに表示させています。
Integer count = SecondFragmentArgs.fromBundle(getArguments()).getMyArg();
String countText = getString(R.string.random_heading, count);
TextView headerView = view.getRootView().findViewById(R.id.textview_header);
headerView.setText(countText);
0から取得した数字の間でランダムの数字を取得します。
先ほどのコードに続けて以下のコードを追加してください。
Random random = new java.util.Random();
Integer randomNumber = 0;
if (count > 0) {
randomNumber = random.nextInt(count + 1);
}
取得したランダムな数字をテキストとして表示できるようにSting型に変換します。
そしてそれを中央のテキストビューにセットします。先ほどのコードのあとに次のコードを追加してください。
TextView randomView = view.getRootView().findViewById(R.id.textview_random);
randomView.setText(randomNumber.toString());
アプリを起動してみてください。COUNTOボタンを数回おしてRANDOMボタンを押してみてください。ランダムな数字とヘッダーのテキストが正しく表示されていますね。
Run the app. Press the Count button a few times, then press the Random button. Does the app display a random number in the new activity?
おめでとうございます!ついにアプリの完成です!
ひとつのアプリ開発を通してAndroid Studioの基本的な使い方を学べたのではないでしょうか?より高度なアプリを作れるように今後も学習を継続していきましょう!
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このトピックはその壱~その伍までの五部構成です。
このページではビュー(UI)の追加の仕方、位置制約の付け方、コードによるビューのプロパティの入手方法及び変更方法などを解説しています。
その壱・その弐・その参をご覧いただいていない方は先にそちらをご覧ください。
アプリに新たに2つのボタン(ビュー)を追加し、既存のボタンをアップデートしていきます。完成画面は以下のようになります。
fragment_first.xmlのTextViewの中身を見てください。
app:layout_constraintBottom_toTopOf="@id/button_first"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent"
下のほうにconstraint(制約)と綴られたプロパティがありますね。これらはTextViewの位置を定義しています。よく読んでみるとBottom_toTopOf(下端から~の上端)、End_toEndOf(右端から~の右端)、Start_toStartOf(左端から~の左端)、Top_toTopOf(上端から~の上端)というように書かれているのが分かります。(ここでのstartは左端、endは右端を意味します)
「~の」の中身は”=”の右辺に書かれているものが代入されます。
表示をデザインに変えて、コンポーネントツリーのtextview_firstを選択してください。
アトリビュートパネルのLayoutの中にConstraint Widgetがあると思います。
中央の四角形は選択されたビューを表しています。それぞれの辺の中央にあるグレーの点は左右上下それぞれの位置制約を表しています。
この例では上・右・左端はTextViewの親であるConstraintLayoutへ、下端はNEXTと表示されたボタンへの位置制約を表しています。
ビューが選択されているときはデザインエディターのブループリントとデザインも位置制約を表示しています。上・右・左端の位置制約はギザギザの線で表示されており、下端からボタンへの位置制約は波打った形をしていますね。これらの違いについては後述します。
位置制約の付け方を学ぶためにレイアウトに新たにボタンを追加します。それに位置制約をつけ、NEXTボタンの位置制約も変更してみましょう。
レイアウトエディター左上のパレットを見てください。(環境によって位置が違う場合があります)
Commonをはじめとしていくつかのタブがあり、その中にはさらにアイテムが並んでいます。
Common>Buttonを選択してください。ドラッグ&ドロップでデザインエディターのTextViewの下のほう、NEXTボタン近くに置いてください。
簡単にボタンを追加することができました。コンポーネントツリーにもConstraintLayoutの一つ下の階層に新しくbuttonが加わっています。
これから追加したボタンの上端からTextViewの下端に位置制約を付けていきます。
デザインエディターで追加したボタンをクリックしてください。
位置制約を表す点が上下左右に現れましたね。上の点をクリックしてTextViewの下端の点までドラッグしてください。
TextViewの下端とボタンの上端が位置制約で結ばれたのでボタンがTextViewの下端にくっつくように移動しましたね。
ボタンを選択した状態でアトリビュートパネルのLayout>Constraint Widgetを見てください。Top→BottomOf textview_firstが追加されています。
fragment_first.xmlのコードを見てください。今追加した位置制約が<Button>タグのコード中でも表示されています。
app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/textview_first"
上画像のように”Not Horizontally Constrained“と警告が表示されている場合があります。これを修正するために、ボタンの左端から画面の左端にも位置制約を追加しましょう。
さらにボタンの下端と画面の下端も結びましょう。
ここまででこのように表示されるはずです。
もうひとつボタンを足していきますが、その前にボタンの区別をつけやすくするためにボタンのIDを変更しましょう。
デザインエディター上でボタンをクリックしてください。
アトリビュートパネルの上のほうにidフィールドがあります。
buttonからtoast_buttonに変更してください。
次にAndroid Studioが自動で作成してくれたNEXTと表示されたボタンを調整していきます。前述したようにこのボタンの上端とTextViewの下端を結ぶ位置制約はギザギザにではなく波打つような形をしていますね。矢印もついていません。
これはチェーンを意味しています。チェーンとは、双方向の位置制約を設定して、相互にリンクさせたビューのグループです。チェーン内のビューは、垂直方向または水平方向に分散させることができます。
ここでは一度チェーンを削除して通常の位置制約をつけていきます。
削除したい制約があるビューを選択した状態でデザイン、またはブループリント上でCrtlキー(MacOSの場合はCommandキー)を押しながら制約が設定された点の上にカーソルをあててください。
上画像のように削除したい点が赤の×印にかわりますので、クリックすると制約を削除することができます。
この方法で①NEXTボタンの上端とTextView結ぶ位置制約と②TextViewの下端とNEXTボタンを結ぶ位置制約を削除してください。
制約が解除されてこのようになっているかと思います。
以下の手順に従って位置制約を追加してください。
1.まだの方はNEXTボタンの右端と画面の右端に位置制約をつけてください。
2.NEXTボタンの左端の位置制約を削除してください。
3.NEXTボタンの上端をTextViewの下端に、NEXTボタンの下端を画面の下端に繋げてください。同じくNEXTボタンの右端は画面の右端に繋げてください。
4.TextViewの下端も画面の下端に繋げてください。
ここまでで下のように表示されていることを確認してください。
ボタンの表示がBUTTONのままでは何のボタンなのかわからないので、表示を変更しましょう。これにも前章で学んだstringリソースを使っていきます。
fragment_first.xmlのコードを確認してください。toast_buttonのtextプロパティがあります。
android:id="@+id/toast_button"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Button"
前回TextViewで表示する文字列を@stringから始まるstringリソースに保存してから参照しましたね。ここで赤くハイライトされたandroid:textの文字列はstringリソースではなく直接”Button”と入力されています。このままでは別言語に翻訳するときや、変更を加えるときに大変なので、TextView同様stringリソースから参照できるように変更を加えていきましょう。
android:text=”Button”のコード上でクリックしてください。電球が左サイドに現れると思います。
電球をクリックするとメニューが現れますので、Extract string resourceをクリックしてください。
ウィンドウが開きますので、Resource nameをtoast_button_textに、Resource valueをToastに変更してください。
最後にOKを押して変更を完了します。
android:text="@string/toast_button_text"
コード上のtextの値が上記のようになったと思います。
プロジェクトウィンドウからres>values>strings.xmlを開いてください。
toast_button_textというリソースが新たに追加されていますね。
<string name="toast_button_text">Toast</string>
ここで一度、意図したとおりに変更がなされているかアプリを起動して確認してみましょう。
上画像のように表示されていれば成功です。
既に存在している値(”Button”)からExtract string resourceを利用してstringリソースを追加する方法を学びました。
NEXTボタンは既にstringリソースから値を参照しています。しかしNEXTボタンにはこれから押すとランダムな数字を生成し、画面上に表示するという新たな役割を与えるので、それに従いいくつかの変更を加えていきます。
TOASTボタンにしたように、NEXTボタンのidをbutton_firstからrandom_buttonに変更しましょう。アトリビュートパネル上で変更できます。
もし下画像のようなダイアログボックスが表示されたらYesをクリックしてください。これはコード上でこのボタンのidを参照している行がある場合、それら全てのコードを新しいidに書き換えることを意味しています。
string.xmlでnextというstringリソースを右クリックしてください。
Refactor>Rename…をクリックし、nameをrandom_button_textに変更します。
Refactorをクリックし、ウィンドウを閉じてください。
strings.xmlでrandom_button_textの値をNextからRandomに変更してください。
<string name="random_button_text">Random</string>
以上で既に存在していたstringリソースを新しい名前と値に変更することができました。
最終的なレイアウトには等間隔に横に並んだ3つのボタンがありましたね。
fragment_first.xmlのデザインビューを開いて新規にボタンを追加します。TOASTボタンを作った時と同じようにパレットからButtonを画面上にドラッグ&ドロップしてください。場所はTextViewの下でTOASTボタンとRANDOMボタンの中間あたりがいいです。
垂直方向の位置制約をつけます。今追加したボタンの上端とTextViewの下端を結ぶ制約をつけてください。次にボタンの下端と画面の下端を結ぶ制約をつけてください。
次は水平方向の位置制約をつけていきます。
追加したボタンの左端はTOASTボタンの右端に、右端はRANDOMボタンの左端に制約をつけてください。
これで他のボタンと同じように横に並び、TOASTボタンとRANDOMボタンとの幅も等間隔になりました。
ここでfragment_first.xmlのコードを確認してみましょう。いずれかのボタンに
app:layout_constraintVertical_biasというコードが表示されていますか?(表示されていなくても問題ありません)
“bias”という制約は左右両方、または上下両方に制約を付けたときに、どちらかの方向に位置を偏らせる場合に発生します。たとえば今三つ目に追加したボタンはTOASTボタン(左)とRANDOMボタン(右)双方向に制約をつけており、左右との幅は均等になっているので、biasはありません。
デザインエディター上で三つ目のボタンを若干右に動かしてみます。
するとコード上には下記のコードが追加されました。
app:layout_constraintHorizontal_bias="0.79"
Horizontal_biasは水平方向の偏り、Vertical_biasは垂直方向の偏り加減を数値で表しています。ビューの位置を微調整したい場合にはこちらのコードを編集することで細かい調整が可能です。
今のところは偏りは特に設定していませんので、biasが表示されていなくて大丈夫です。(デザインエディターでボタンの位置をずらした場合には発生している場合があります)
ここまででfragment_first.xmlのコード全体を一度確認してみましょう。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:background="@color/screenBackground"
tools:context=".FirstFragment">
<TextView
android:id="@+id/textview_first"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:background="@color/colorPrimaryDark"
android:fontFamily="sans-serif-condensed"
android:text="@string/hello_first_fragment"
android:textColor="@android:color/white"
android:textSize="30sp"
android:textStyle="bold"
app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
<Button
android:id="@+id/random_button"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:layout_marginEnd="4dp"
android:text="@string/random_button_text"
app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/textview_first" />
<Button
android:id="@+id/toast_button"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="@string/toast_button_text"
app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/textview_first" />
<Button
android:id="@+id/button2"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Button"
app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
app:layout_constraintEnd_toStartOf="@+id/random_button"
app:layout_constraintStart_toEndOf="@+id/toast_button"
app:layout_constraintTop_toBottomOf="@+id/textview_first" />
</androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>
※タグの表示順番は環境により異なっている可能性がありますが、問題ありません。
その伍ではボタンを押した際の処理をコードに記述していきます。それに備えてUIの準備を済ませておきましょう。
現在Hello World!と表示されているTextViewの表示を数字の0にしましょう。
コンポーネントツリーでtextview_firstを選択した状態でアトリビュートパネルのDeclared Attributesを見て下さい。textフィールドがありますので、ここで直接0と打ち込んでください。
先ほど追加したボタンのidをbutton2からcount_buttonに変更してください。こちらもコンポーネントツリーで追加したボタンを選択してアトリビュートパネルから変更できます。
最後にfragment_first.xmlのコードから追加したボタンに表示するテキストをstringリソースに保存してから参照させるようにします。こちらもTOASTボタンの場合と同じ手順です。
電球マークをクリックし、Extract string resouceをクリックします。
Resource nameをcount_button_text、Resource valueをCountにしてください。
以上で前準備は完了です。お疲れさまでした。
XMLコードから直接idなどの値を変更した場合、下画像のようにエラーが発生する場合があります。
これはidを変更した後にコード上で変更前のidを参照しようとしているため、「存在しないidを指定しています」というエラーです。
こちらのエラーが発生している場合は赤く表示されているidの部分をそれぞれ下記のように置き換えてください。
@+id/button ⇒ @+id/random_button
@+id/button2 ⇒ @+id/toast_button
その伍では3つのボタンにそれぞれ機能を実装していよいよアプリが完成します!
初アプリ完成まであと一歩頑張りましょう!
Androidアプリ製作に興味をもったけど、そもそもプログラミングが全然わからないという方は、まず以下の書籍でJavaの基本を一通り学ぶことをお勧めします。今回紹介している言語であるJavaは非常にプログラミングの基礎に忠実な言語なので、これを学んでおけば後から別の言語を学ぶときに理解が非常に容易になります!
筆者も一番最初は以下の書籍でJavaから学びました。Javaを学ぶならとりあえずコレ!というくらい有名な本なので、まず間違いありません。
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当サイトでも頻繁に紹介しているKotlinにも対応しているので、開発を通して最新言語に触れることができます。
「とにかくなにか作りたい」「アプリを作りたいけどなにからはじめればいいのかよくわからない」「アプリを作りながらプログラミングのコツをおぼえたい」という方におすすめの一冊です。
[itemlink post_id=”1745″]プログラミング学習はどうしても一人だとつまづいてしまう時がきます。調べればわかることも少なくないですが、最初のうちは調べ方もわからないことが多いため、あまり効率的ではありません。
効率的かつ挫折せずにプログラミングを学習したい方はスクールを検討してみるのも一つの手です。
中には無料で通えるスクールや、就職保証をしてくれるスクールなどもあるので、きっとあなたの目的に応じて最適のスクールが見つかります!以下の記事で評判がよく特におすすめのスクールをいくつかピックアップしているので、スクール選びで後悔したくない方は御覧ください!
このトピックはその壱~その伍までの五部構成です。
このページではアプリ内のテキストの中身や色など、レイアウトの変え方を学習していきます。
その壱・その弐をご覧になっていない方は先にそちらをご覧ください。
アプリにおいてテキストやボタンなどの色や配置といったレイアウトは非常に重要な要素のひとつです。この章ではレイアウトの変更方法を学習していきます。
レイアウトに関する情報はxmlという拡張子で終わるファイルの中に記録されています。このxmlファイルを編集することでレイアウトを変えていきます。それでは変更方法を見ていきましょう。
xmlファイルはプロジェクトウィンドウの中のapp>res>layoutフォルダの中にあります。
flagment_first.xmlをダブルクリックしてください。レイアウトエディター(パレット、コンポーネントツリー、デザインエディター、アトリビュートパネルの総称)が開きます。
※もしflagment_first.xmlが見つからないという方はAndroid Studioのバージョンが3.6以上であるのを確認してください。
アトリビュートパネルの上にある赤枠で囲ったボタンをクリックするとxmlファイルの表示方法を切り替えることができます。xmlファイルは本来はコードを記したファイルですが、Android Studioを使えばそのコードが実際にどのようなデザインを表しているのかを知ることができます。コードのみ、デザインのみ、コード+デザインの中から選択できます。
デザインを表示した場合には画面上部のレイアウトメニューからデザインとブループリントのどちらか、または両方を表示させるよう選択することができます。
デザインは画面での見え方をそのまま再現したもの、ブループリントはビューの概要を示しています。位置関係やテキストのみが表示され、具体的なデザインは無視されるので、シンプルに見えます。
ご自身の開発環境、好みに合わせて使い分けてください。
コンポーネントツリーを見てみてください。コードのみを表示している方はコンポーネントツリーが表示されませんので、デザイン、またはコード+デザインに切り替えてください。
ConstraintLayoutがツリーの最上部にあると思います。その下にbutton_firstとtextview_firstがあります。これはConstraintLayoutがbutton_firstとtextview_firstを含んでいるということを表しており、親(ConstraintLayout)と子(buttonn_first, textview_first)の関係にあります。子は親の位置などに影響を受けることがあります。
デザインエディターの表示をコードまたはコード+デザインに切り替えてください。
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout…>タグの中に<Button>と<TextView>があるのが分かると思います。これはコンポーネントツリーでの親子関係と同じことを表しています。
<TextView>タグの中を確認してください。
<TextView
android:id="@+id/textview_first"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Hello first fragment"
app:layout_constraintBottom_toTopOf="@id/button_first"
app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent"
app:layout_constraintStart_toStartOf="parent"
app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
“Hello first fragment”の文字列があると思います。そこをクリックしてみてください。
表示が
"@string/hello_first_fragment"
に変わったかと思います。さらにそこで右クリックをしてGo To > Declaration or Usagesを選択してください。
valuesフォルダのstrings.xmlが開いたと思います。
Hello first fragmentと書いてあるところが黄色くハイライトされていますね。そこをHello World!に書き換えてみてください。
<string name="hello_first_fragment">Hello World!</string>
そしたら再びfragment_first.xmlに戻ってください。コードのみを表示にしている方は右上のボタンでSplit(コード+デザイン)またはDesignモードに切り替えてください。
コンポーネントツリーの中のtextview_firstを選択してください。
アトリビュートパネルのDeclared Attributesを開いてください。
※もしアトリビュートパネルが表示されていない場合はレイアウトエディター右上にあるAttirbutesボタンを押すとアトリビュートパネルが表示されます。
アトリビュートパネルのtextフィールドを見てください。@string/hello_first_fragmentというstringリソースを示していると思います。
ここではTextViewに表示する文字列(String)を直接編集するのではなく、strings.xmlファイルに一度リソースとして保存しておいたものを変数として持ってくる形で表示しています。一見面倒くさい作業に思えますが、こうすることには大きな利点があります。
例えば日本用に日本語のアプリを海外用に英語翻訳する場合、すべてのコードを書き直さなくてもstrings.xmlに保存しておいた文字列の中身だけ英語に書き換えれば、それを参照しているTextviewはすべて自動的に英語に切り替わります。
またプログラムが膨大になってくるとどこにStringを書いたかわからなくなることも珍しくありませんが、このようにしておけばわざわざ探す手間も省けるので、stringを利用する際には必ずstrings.xmlに保存しておいたデータから参照する癖をつけておくと良いでしょう。
ここで一度アプリを起動してみてください。
中央にHello World!と表示されていますね。
次はコンポーネントツリーのtextview_firstを選択した状態のまま、アトリビュートパネルのCommon Attributesの中にあるtextAppearanceフィールドを展開してみてください。
textAppearanceの中のフィールドをいくつか適当にいじってみてください。
例えばfontFamilyをここではsans-serifにし、textSizeを30spにしてみます。textSizeをいじる際は必ずspという単位を忘れずに付けてください。
textStyleはboldを選択してみます。
さらにtextColorをグレーにしてみます。textColorボックスをクリックすると文字が入力できるようになるので、gと入力してみてください。
画像のような感じでgを含むカラーの一覧が表示されるので、一番上のdarker_grayを選択します。
ここでレイアウトエディターの表示をコードに切り替えて、TextViewの中身をみてください。
<TextView android:id="@+id/textview_first" android:layout_width="wrap_content" android:layout_height="wrap_content" android:fontFamily="sans-serif" android:text="@string/hello_first_fragment" android:textAppearance="@style/TextAppearance.AppCompat.Body1" android:textColor="@android:color/darker_gray" android:textSize="30sp" android:textStyle="bold" app:layout_constraintBottom_toTopOf="@id/button_first" app:layout_constraintEnd_toEndOf="parent" app:layout_constraintStart_toStartOf="parent" app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
アトリビュートパネルでいじった内容が新たにコードに追加されていますね。アトリビュートパネルを使えばコードを直接いじらなくても簡単にアプリのデザインを変更することができます。
ここでもう一度アプリを起動してみてください。
設定したデザインが反映されていれば成功です。
ここまででテキストや色のプロパティの変更方法を学習しました。次は先ほど変更したStringリソース(文字列のデータ)のように、新たにリソースを作る方法を学びます。
リソースを上手に活用することは様々な場所で同じ値を使うことや、別言語に翻訳することを容易にします。
ここからはリソースの定義(追加)の仕方、追加したカラーリソースの使い方、height(高さ)とwidth(幅)を変えた場合の表示のされ方を学んでいきます。
はじめにカラーリソースの追加方法について学習していきます。
プロジェクトパネルのres>values>colors.xmlをダブルクリックして開いて下さい。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources>
<color name="colorPrimary">#6200EE</color>
<color name="colorPrimaryDark">#3700B3</color>
<color name="colorAccent">#03DAC5</color>
</resources>
既に3種類の色が定義されています。その左に表示されている赤枠で囲まれている色がリソースに定義されている実際の色になります。
※Android Studioのバージョンにより初期登録されている色が違う可能性があります。
ここで一度fragment_first.xmlに戻ってコードを表示してください。
TextViewにandroid:backgroundという名前のプロパティを追加します。
プロパティの値は@colorという接頭語から打ち始めます。
※追加する位置は<TextView>タグの範囲内であればどこでも構いません。
上記画像のようにメニューが表示されると思います。
colorPrimaryDarkを選択してください。
さらにandroid:textColorを変更していきます。同じように値を@android:color/whiteに書き換えて下さい。
※Android Studioではある程度のカラーは標準で定義されているので、今回のように白を利用したい場合に新たに白を定義する必要はありません。
デザインを表示し、下画像のように表示されていれば成功です。
テキストの背景がPrimaryDarkという色、テキスト本体が白に変わっていますね。
colors.xmlに戻ってください。screenBackgroundという名前のカラーリソースを新たに定義します。
<color name="screenBackground">#FFEE58</color>
コンピューター上で色は色の三原色、赤、青、緑の濃度を表す16進数(#00-#FFまたはor 0-255)の組み合わせで表現されます。今回のコードで追加される色は黄色です。
一番左に表示されている四角の色がコードが表している色と連動しています。
さらに色を表すコードには三原色の他にアルファ値(#00-#FF)があり、色の透明度を表しています。アルファ値はオプションなので無くても色として認識されますが、つける場合は三原色を表すコードの前に書きます。(例:#88FFEE58 左のコードでは88が半透明を表しています)
今回はアルファ値は設定していません。
カラーリソースを定義し終えたらfragment_first.xmlに戻ってください。
コンポーネントツリーでConstraintLayoutを選択してください。
アトリビュートパネルでAll Attributesの中のbackgroundプロパティを選択し、エンターキーを押して下さい。文字の入力ができるようになりますので、cと入力してください。
@colorから始まる選択肢が表示されます。先ほど追加した@color/screenBackgroundを選択してください。選択したらエンターを押して完了します。
次に画像の赤矢印で示した黄色い四角をクリックしてみてください。
上画像のようなウィンドウが開きますので、Customタブをクリックすると視覚的に色を選択できます。
ここまでで新しい背景色を追加することができました。背景色のwidthとheightプロパティを変更しながら、見た目にどのような影響が出るのか確認していきましょう。
first_fragment.xmlを開いて、コンポーネントツリーのConstraintLayoutを選択してください。
アトリビュートパネルからLayoutセクションを見つけて展開してください。
layout_widthとlayout_heightプロパティがどちらともmatch_parentに設定されているかと思います。
ConstraintLayoutはフラグメント(アプリの一画面)の最も最上部に存在しているビューなので、ここでのparentはアプリを起動するデバイスそのものの画面サイズを表しています。
背景全体が前に設定したscreenBackgroundの色になっていることを確認してください。
次にコンポーネントツリーのtextview_firstを選択してください。
layout widthとheightが両方ともwrap_contentになっていると思います。これはコンテンツの中身に合わせて高さと幅がジャストフィットすることを意味しています。
widthとheightを両方ともmatch_constraintに変更してみましょう。画面上のビューとビューはお互いに位置関係をconstraint(制限)という関係で調整し合っています。match_constraintは別のビュー、またはスクリーンの端にぶつかるまでいっぱいに高さ、幅を広げるという意味があります。
widthとheightが0dpを示しています。そしてテキストは左上部に移動したと思います。
ここでTextView自体の高さ、幅はConstraintLayoutに合わせるように拡大していることがわかります。ただしNEXTと表示されたボタンはヒエラルキー上ではTextViewと同じレベル(ConstraintLayoutのひとつ下の階層)にあるので、ボタンが位置している下側だけはボタンとスペースを分け合っています。
少し複雑な話になりましたが、言葉での説明よりも実際にいろいろ試してみて画面上がどのように動くのか見てみるのが一番わかりやすいかと思います。TextViewとButtonのheight、widthをそれぞれwrap_contentとmatch_constraintで切り替えながら試してみてください。
その参はここまでです。お疲れさまでした。
その肆に進む前に、TextViewとButtonのheightとwidthは全てwrap_contentに設定しておいてください。
Androidアプリ製作に興味をもったけど、そもそもプログラミングが全然わからないという方は、まず以下の書籍でJavaの基本を一通り学ぶことをお勧めします。今回紹介している言語であるJavaは非常にプログラミングの基礎に忠実な言語なので、これを学んでおけば後から別の言語を学ぶときに理解が非常に容易になります!
筆者も一番最初は以下の書籍でJavaから学びました。Javaを学ぶならとりあえずコレ!というくらい有名な本なので、まず間違いありません。
[itemlink post_id=”1818″]プログラミングの基礎は身に付いた!別のアプリも作りたい!という方は以下の書籍もおすすめです。
当サイトでも頻繁に紹介しているKotlinにも対応しているので、開発を通して最新言語に触れることができます。
「とにかくなにか作りたい」「アプリを作りたいけどなにからはじめればいいのかよくわからない」「アプリを作りながらプログラミングのコツをおぼえたい」という方におすすめの一冊です。
[itemlink post_id=”1745″]プログラミング学習はどうしても一人だとつまづいてしまう時がきます。調べればわかることも少なくないですが、最初のうちは調べ方もわからないことが多いため、あまり効率的ではありません。
効率的かつ挫折せずにプログラミングを学習したい方はスクールを検討してみるのも一つの手です。
中には無料で通えるスクールや、就職保証をしてくれるスクールなどもあるので、きっとあなたの目的に応じて最適のスクールが見つかります!以下の記事で評判がよく特におすすめのスクールをいくつかピックアップしているので、スクール選びで後悔したくない方は御覧ください!
このトピックはその壱~その伍までの五部構成です。
このページでは初めてのプロジェクトの生成からエミュレーター、または実機によるアプリのテスト方法までを紹介しています。まだAndroid Studioがインストールできていない、アプリ開発について全く何もわからないという方はその壱をご覧ください。
これから作っていくアプリはGoogleが開発者の学習支援のために設けているGoogle Codelabsというサイトに記載されているものと同じものになります。ただしこちらのサイトに記載されている内容はほとんどが英語であるということと、ある程度のプログラミング知識があることを前提としている内容なので、真の初心者の方には少し敷居がハードルが高いかもしれません。
当サイトでは日本語で、より初心者にも分かりやすく伝えることをモットーに解説していきたいと思います。英語が得意な方、より高度な内容を学びたい方は一度Codelabsを訪れてみると面白いかもしれません。
これから作成するアプリの完成画面を先に上に載せておきます。起動すると中央に0と表示されており、下にはTOAST、COUNT、RANDOMと表示されたボタン、さらにその右下に緑の丸型のメールマークのボタンがあります。
COUNTボタンをおすと中央の数字が1ずつ増えていき、RANDOMボタンを押すと0から中央に表示された数字の間でランダムな整数をひとつ表示する画面に移動します。
TOASTボタンをおすと画面下部にHello toast!の文字を表示します。メールマークのボタンには今回は特に機能を実装しておりません。今回作るアプリで自動的に作られるボタンですので、あまり気にしなくて大丈夫です。
Android Studioを起動しましょう。
このような画面が表示されますので一番上のStart a new Android Studio projectをクリックしてください。
アプリのテンプレート選択画面に移りますのでBasic Activityを選択した状態でNextをクリックしてください。
Nameはその名の通りプロジェクトの名前です。自由に決めていいものですが、今回はMyFirstAppとしておきます。Package nameとSave locationは今回はデフォルトのままで大丈夫です。開発言語であるLanguageが選択できるようになっていますので、今回はJava(ジャヴァ)を選択します。Kotlin(コトリン)はAndroidアプリ開発に特化したプログラミング言語ですが、今回はプログラミング初心者向けということで、よりオーソドックスなJavaで作っていきたいと思います。
Finishを押してプロジェクトの基本設定を終えましょう。
起動したら上のような画面が表示されると思います。動作環境によって多少初期ウィンドウの配置や表示が異なることがありますが、あとから自身で設定できますので気にしなくて大丈夫です。
はじめにこれから使う主要なウィンドウの名称を確認しておきたいと思います。
下に示す名称と数字が画像中の赤い数字が割り振られたウィンドウとリンクしています。
基本的にはこの5つのウィンドウを操作しながら作業していきます。
上写真のようにGradleと表示されたウィンドウが表示されている方は、今回は使わないので赤丸で囲ったボタンを押すとウィンドウを非表示にすることができます。もう一度クリックすると再表示します。
他のウィンドウについても同様の操作ができるので慣れてきたらご自身の好きなように設定してみてください。
Android Studioの便利な機能のひとつにエミュレーター機能、通称AVD(Android Virtual Device)があります。これを利用することでパソコンの画面上に仮想のAndroidスマホやタブレットを表示することができ、実際の機器とほぼ同じ動作をさせることができます。実機がなくても無料で様々なデバイスの動作テストができるので、容量に余裕がある方はぜひ使ってみると良いでしょう。
AVDは非常に簡単に利用することができます。それではインストール手順を見ていきましょう。
Android Studioの上部のツールバーからTools > AVD Managerを選択します。
上のような画面が表示されますので、左下のCreate Virtual Deviceをクリックします。
インストールできるデバイス一覧が表示されますので、インストールしたいデバイスを選択します。今回はPhoneのNexus 5Xをインストールしたいと思います。スマホ端末であれば別の機器でも構いません。
写真のようにNexus 5Xが青く選択されたのを確認してからNextをクリックしてください。
Recommendedの下にいくつかのRelease Nameが表示されており、その横にはAPI Levelが表示されています。APIとは簡単にいってしまえば色々な機能の詰め合わせのことで、レベルが高いほど多くの機能が利用できる一方、そのレベルに対応したスマホでしか動作しなくなってしまいます。つまり、機能数はレベルが高いほど増え、利用可能者数はレベルが高いほど減ってしまいます。
今回は特にハイレベルな機能を実装するわけではないので、APIレベル27のOreoを選択しましょう。それぞれのRelease Nameの横にDownloadが表示されていますので、クリックしてダウンロードしてください。ダウンロードが完了したらNextをクリックしてください。(環境によってはダウンロードに時間がかかる場合があります)
すべてデフォルトの状態のままFinishを押せばインストール完了です。
AVD ManagerにインストールしたAVDが表示されていると思います。AVD Managerは閉じていただいて構いません。
さっそくインストールしたAVDを起動してみましょう。
ツールバーの真ん中あたりにインストール済みのAVDを選択できるボックスがあると思います。ここでインストールしたNexus 5X API 27を選択します。(別のAVDをインストールした方はそのAVDを選択してください)
AVDを選択したら赤矢印で示したRunボタンを押すとAVDが起動します。
初回はアプリのビルド(コードを実際にアプリとして組み立てる作業)に時間がかかる場合があります。アプリのビルドが完了すれば無事AVDが起動し、作成中のアプリがAVD上で起動します。
上記のように表示されていれば成功です。
最初のプロジェクト作成時にBasic Activityテンプレートを選択しました。このテンプレートでは初めから”Hello first fragment”の文字とNEXTと表示されたボタン、右上のメニューボタン、右下のメールアイコンのボタンが作られます。
必要に応じてこれらのボタンに機能を搭載していくことで、0から作る手間を省いてくれるので、自分の作りたいアプリに必要な機能が含まれているテンプレートを選択することで効率的に開発を進めていくことができます。
ボタンをクリックして動作を確認してみてください。現在は特に機能を持っていないボタンもありますが、NEXTボタンを押すと新しいページに移動すると思います。後ほど新しいページへの情報の引き渡し方などを学習していきます。
エミュレーターを利用せずにAndroid実機デバイスで動作テストしたい方はこちらの手順に従ってテストしてみてください。エミュレーターのみを利用する方はこの項目は読み飛ばしていただいて問題ありません。
Windowsをご利用の方はこちらのサイトからOEM USB Driversをインストールしてください。
実機をAndroid Studioを接続するためにはご利用のAndroid端末のUSBデバッグモードをオンにする必要があります。USBデバッグモードは開発者オプションからオンにすることができます。
Android 4.2以降を使っている方はデフォルトでは開発者オプションが表示されないようになっているので、まずは開発者オプションを表示できるようにしましょう。
設定⇒端末情報をタップします。ビルド番号という項目がありますので、7回タップしてください。これで開発者オプションが設定に表示されるようになります。(ご利用の端末によっては【その他の設定】の中に開発者オプションが含まれている場合があります)
開発者オプションを表示できたらそこからUSBデバッグモードをオンにしてください。
端末のUSBデバッグをオンにした状態でPCに接続します。
エミュレーター起動時と同じようにAvailable Devicesのリストの中から接続した端末を選択して赤矢印で示されたRunボタンを押すと端末に開発中のアプリがインストールされ、動作を確認することができます。
お疲れさまでした。その参ではテキストの色の変え方や配置の変え方などを学習していきます。アプリ完成までもう少し頑張りましょう!
Androidアプリ製作に興味をもったけど、そもそもプログラミングが全然わからないという方は、まず以下の書籍でJavaの基本を一通り学ぶことをお勧めします。今回紹介している言語であるJavaは非常にプログラミングの基礎に忠実な言語なので、これを学んでおけば後から別の言語を学ぶときに理解が非常に容易になります!
筆者も一番最初は以下の書籍でJavaから学びました。Javaを学ぶならとりあえずコレ!というくらい有名な本なので、まず間違いありません。
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当サイトでも頻繁に紹介しているKotlinにも対応しているので、開発を通して最新言語に触れることができます。
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[itemlink post_id=”1745″]プログラミング学習はどうしても一人だとつまづいてしまう時がきます。調べればわかることも少なくないですが、最初のうちは調べ方もわからないことが多いため、あまり効率的ではありません。
効率的かつ挫折せずにプログラミングを学習したい方はスクールを検討してみるのも一つの手です。
中には無料で通えるスクールや、就職保証をしてくれるスクールなどもあるので、きっとあなたの目的に応じて最適のスクールが見つかります!以下の記事で評判がよく特におすすめのスクールをいくつかピックアップしているので、スクール選びで後悔したくない方は御覧ください!
このトピックはその壱~その伍までの五部構成です。
このページではスマホアプリ開発に関するあれこれからAndroidアプリ開発環境(Android Studio)のセッティングまでを紹介しています。既にAndroid Studioがインストール済みという方はその弐へお進みください。
スマホ用アプリを自分でつくってみたいけどなんとなく難しそう…
プログラミングの言語も全くわからない…
そもそも何から始めればいいのか全くわからない…
ネットで調べてみたけど実際にやってみたら記事に書いてあることと微妙に違ってつまづいた…
AndroidアプリとiOSアプリ、どっちからはじめればいいの?
そんなあなたでも大丈夫!当サイトでは2020年5月現在最新の情報をもとに写真付きで紹介していくので手順に沿って真似するだけで誰でもAndroidアプリが作れるようになります。はじめて初心者がアプリ開発を始めるときにつまづきやすいポイントをできるだけ丁寧に解説していきます!
スマホ用アプリを開発すると決めたものの、Andoroid用アプリとiOSアプリどちらにしようか迷ってるという方には私はAndroidアプリをおすすめしています。理由は以下の2つ。
iOSアプリを開発しようと思ったら必ずMacOSのパソコンが必要になります。iOSアプリはXcodeというソフトウェアを利用して開発を行いますが、Xcodeは基本的にMacOSにしか対応していないため、Windows環境ではiOSアプリの開発ができません。
Windowsのパソコンしかもってないという方がアプリ開発のためにだけMacパソコンを買うのは敷居が高いですよね。
逆にMacのパソコンでAndroidアプリの開発をすることは可能です。AndroidアプリはAndroid Studioというソフトウェアを使って開発していくことになりますが、Android StudioはWindowsとMac両方に対応しています。
そのためWindowsでもMacでも開発可能です。そのためOSに関係なくアプリ開発できるという点でAndroidアプリは初心者におすすめです。
念願のアプリが完成した!そしたらたくさんの人に使ってもらいたいですよね。せっかく開発したアプリを自分一人でしか使えないのはあまりにもったいないです。アプリを世界中のあらゆる人に使ってもらおうと思ったらネット上に自分のアプリをアップロードしなければなりません。
iOSアプリの場合、Apple Developer Programに登録してからApple Storeにアップロード、公開することになりますが、Apple Developer Programの年間登録料が米99ドル(約10,700円)となっております。毎年この料金がかかるのはかなり負担が大きいですよね。
一方、Androidアプリの場合、さまざまなアップロード先がありますが、最大手はやはりGoogle Play Storeでしょう。こちらもアプリを登録するためにGoogleディベロッパーアカウントなるものを作らなければなりません。こちらの登録料は初期登録費用として25米ドル(約2700円)かかります。
登録料がApple Developer Programよりかなり安いうえに、こちらは一度登録してしまえばあとは一切お金がかかりません。
ですので金銭的にAndroidアプリのほうがiOSアプリよりもハードルが低いです。よっぽどお金に余裕がある方、絶対にiOSアプリじゃないと嫌!という方以外はAndroidアプリからはじめてみることをおすすめします。
加えて、Google Play Storeのほうがアプリの審査が甘く、承認までのスピードがはやいのもできるだけ早く公開したい開発者にはうれしいポイントですね。
それではさっそくAndroidアプリの開発をしていきましょう。
Androidアプリの開発に必要なものは前述したAndroid Studioを正常に動作させることができるパソコンのみです。
Android Studio公式サイトによればWindowsのシステム要件は
とあります。OSはWindows 7/8/10のいずれか、RAMが最低4GB(8GBあれば望ましい)、最低2GBのHDD容量(エミュレーターを利用するのであれば4GB以上が望ましい)、画面解像度が1280x800以上ということですね。
RAMはコンピューター上の処理に必要なメモリで数値が大きいほど動作がサクサクになります。筆者は以前RAM4GBのノートパソコンでAndroid Stduioをインストールし、エミュレーター(実機デバイスなしでアプリの動作を確認できる仮想Androidデバイス)を起動してみましたが、かなり動作が遅く、頻繁に処理落ちすることがありました。エミュレータの使用を考えているのであれば、やはり8GBは必須ですね。ちなみに筆者は現在RAM16GBのコンピューターを使用していますが、ストレスなく動作しています。
話がそれましたが、上記の要件を満たしたパソコンさえあればAndroidアプリの開発は可能です。
まずはAndroid Studioダウンロードページから最新版のAndroid Studioをダウンロードしましょう。
リンク先にいくと上のような画面が表示されると思います。赤丸で囲ったDOWNLOAD OPTIONSをクリックすると画面下部にスクロールされ、下の画面が表示されるので、ご自身の環境にあったファイルをダウンロードしてください。Windows(64bit)を使用されている方は一番上のandroid-studio-ide-192.6392135-windows.exeをダウンロードして実行することをおすすめします。
zipファイルをダウンロードした場合は解凍し、android-studioフォルダをご自身のパソコンのProgram Filesフォルダにコピーします。android-studioフォルダ内のbinフォルダを開き、studio64.exeまたはstudio.exe(32ビットマシーンの場合)を起動します。
exeファイルをダウンロードした場合は上記の作業は不要です。
Android Studio のセットアップ ウィザードに従ってインストールします。
これでAndroid Studioのインストールが完了しました。最後にFinishをクリックするとAndroid Studioが起動し、初回起動時のみ下の画像のような表示がされますが、I do notからはじまる文を選択してOKを押してください。
お疲れさまでした。
これでついにアプリ開発の準備が整いました!
その弐でさっそく実際にアプリをつくっていきましょう!
Androidアプリ製作に興味をもったけど、そもそもプログラミングが全然わからないという方は、まず以下の書籍でJavaの基本を一通り学ぶことをお勧めします。今回紹介している言語であるJavaは非常にプログラミングの基礎に忠実な言語なので、これを学んでおけば後から別の言語を学ぶときに理解が非常に容易になります!
筆者も一番最初は以下の書籍でJavaから学びました。Javaを学ぶならとりあえずコレ!というくらい有名な本なので、まず間違いありません。
[itemlink post_id=”1818″]プログラミングの基礎は身に付いた!別のアプリも作りたい!という方は以下の書籍もおすすめです。
当サイトでも頻繁に紹介しているKotlinにも対応しているので、開発を通して最新言語に触れることができます。
「とにかくなにか作りたい」「アプリを作りたいけどなにからはじめればいいのかよくわからない」「アプリを作りながらプログラミングのコツをおぼえたい」という方におすすめの一冊です。
[itemlink post_id=”1745″]プログラミング学習はどうしても一人だとつまづいてしまう時がきます。調べればわかることも少なくないですが、最初のうちは調べ方もわからないことが多いため、あまり効率的ではありません。
効率的かつ挫折せずにプログラミングを学習したい方はスクールを検討してみるのも一つの手です。
中には無料で通えるスクールや、就職保証をしてくれるスクールなどもあるので、きっとあなたの目的に応じて最適のスクールが見つかります!以下の記事で評判がよく特におすすめのスクールをいくつかピックアップしているので、スクール選びで後悔したくない方は御覧ください!