Android Kotlin基礎講座 06.1: Roomデータベースを作成する

この講座について

この記事はAndroid Kotlin基礎講座の一部です。これ以外のAndroid Kotlin基礎講座(全10回)も一緒に受講することでAndroidアプリの開発手法、およびKotlinの基礎知識を学ぶことができます。全講座はAndroid Kotlin基礎講座にリスト化されていますので参考にしてください。

またこの記事ではGoogle Developers Training teamによってGoogle Codelabsに公開されているAndroid Kotlin Fundamentals courseを日本語に翻訳しつつ、筆者の考察も交えながら発信しています。オリジナルのサイト(英文)はこちら

イントロダクション

多くの場合、アプリにはユーザーがアプリを閉じたあとでも保存されていなければならないデータがあります。例えば音楽のプレイリスト、ゲーム内アイテムの保有数、収入と支出の記録や、経過時間ごとの睡眠データなどです。一般的に、持続的なデータを保存するためにはデータベースを使うことになるでしょう。

RoomはAndroid Jetpackの一部であるデータベースライブラリです。Roomはデータベースのセットアップ作業や構成設定などの手間を最小限にし、通常の関数の呼び出しを使ってデータベースとアプリがやり取りできるようにしてくれます。水面下では、RoomはSQLiteデータベースの上の抽象レイヤーです。Roomの用語やより複雑なクエリー用のクエリー構文はSQLiteのモデルに従っています。

下の画像はこの講座で推奨される全体の構造にRoomデータベースがどのように適合しているかを示してます。

Lesson 6に含まれている記事

前提知識

  • Androidアプリの基本的なユーザーインターフェース(UI)の扱い方
  • アクティビティ、フラグメント、ビューの使い方
  • フラグメント間のナビゲーションとSafe Args (Gradleプラグイン)を使ってフラグメント間でデータを渡し方
  • ビューモデル、ビューモデルファクトリー、LiveDataとそのオブザーバーについて
  • SQLデータベースやSQLite言語についての基本的な理解

この講座で学べること

  • データを持続させるためのRoomデータベースの作り方と使い方
  • データベースのテーブルを定義するデータクラスの作り方
  • データベースアクセスオブジェクト(DAO)を使ってKotlin関数でSQLクエリを書く方法
  • データベースが機能しているかテストする方法

概要

  • 毎晩の睡眠データ用のインターフェースを使ったRoomデータベースの作成
  • データベースのテスト

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